○石川優子フェルト展、開催中○
2015.10.18
水フェルト・・・それは世にも不思議な羊毛を使った技法。
羊毛に水を浸して、叩いたり擦ったりすることでフェルトを布状にする技法です。
羊毛ふわっふわ。
『フェルト』とはラテン語で『揉み固める』という意味なのだそう。歴史も古く、発祥は紀元前まで遡るという事です。
いくつか伝わる伝記の中である話では、フランスで長旅に出た僧が、途中で足が痛くなり、
道に落ちている枝などに絡まった羊の毛を拾い集めて少しでも痛みを和らげるために履物に羊毛を詰めて歩いていたところ、
目的地に着くころには羊毛が絡み合って、さらには汗の水分や暑さで、より強固な平面のフェルトに仕上がっていたなんて逸話がありました。
フェルトに水を染み込ませて
こすってあげます。
さらにゴシゴシ擦ります。
そうすると・・・こんな風に布状になってくるんですよね~・・・不思議だ。
「手作り」という言葉がこれほどしっくりくる作品は、他にないかもしれません。
さてはて
16日からダイタデシカ、で開催されております。展示会の様子を皆さんにそろりとおすそ分け致します。
あまりのかわいさに「どんぐりきのこ」が定位置から抜け出して、石川さんの作品へお邪魔し始めました。
ストールホルダーや指輪
ブローチなど
コースターなどなど。かわいい。
酒井さんの硝子のグラスをコースターに置いてみました。意外と合う。
焼酎を呑むのに最高な香酒盃(こうしゅはい)も合う。
小物入れ・・・。
ハッ・・・!
ミニバック。はて・・・どうやって使いましょうね。想像力がムクムク。
お花をちょこんと挿してみました。
縫い目の一切無い、シームレスなフェルトバック。
はて?この物体はなんでしょう。とても気持ち良い触り心地です。
小銭入れでした。かわいいです。非常にかわいいです。
洋梨のようでもあり、落花生のようでもある。
この日は、ネックレスを選んで頂けたお客様と一緒に記念撮影。
お似合いですこと。
こうやって、作家さんとお客さんが直接お話をされて仲良くなる光景を見る度に
とても幸せな気持ちになります。
またいい出会いがありますように。
○石川優子 フェルト展○
10/16(金)~ 19(月) 10/23(金)~26(月)
13:00~20:00