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つくり手のホントのところ

梅雨の晴れ間。

眩しい陽射しに照らされながらアスファルトの上を歩くと

「あぁ夏がやってきた」と思わないでいられません。

あっついあっついこんな日は

バンガローの2階にある風通しの良いバルコニーで

キンキンに冷えたビールをグラスに注いで飲みたいな。

さて、今日は。

この季節の食べ物・飲み物・暮らし。にぴったりの作品をつくっている

作家さんのお話を皆さんにお届けします。

ダイタデシカ、に縁のある作家さんが一体どんな想いで

作品をつくっているのかにぐいっと迫ったインタビュー記事

「つくり手のホントのところ」今回の主役は

いまダイタデシカ、で「夏の硝子展」を開催してる

「酒井硝子道具店」酒井由弥さんです。

酒井さん

●硝子職人になろうと思ったきっかけ

硝子をしようと思ったのは結構幼い頃で、

多分幼稚園くらいの時にテレビで吹き硝子の工房の特集がたまたま目にしたことがあり、

そのときに

「私は多分これ(吹き硝子)をやるだろうな」と直感的に思ったのが最初ですね。

それからずっとそんなことはコロッと忘れてスクスク育っていったんですが、

中学3年の頃にであった先生に『好きなことをやりなさい』といわれたことがきっかけになって、

少しずつアートやもの作りにシフトしていきました。

素材

●酒井さんは季節の中で冬がお好きで、 その影響があって作品には冬の景色を模したモノが 多く見られます。・・・ところでなんで冬がお好きなんでしょう?

2月生まれだからだと思います。 冬の情景というよりは水の情景に心惹かれる様なんです。

修業していた工房が京都の北のほうにあって、水もきれいで雪もたくさん降って、

氷や雪や様々な水の美しくドラマチックな様相を日々体感していたからだと思います。

酒井さん2

●ガラスを炊いている炉の温度は1300℃程度、タオルを巻きながら汗だくで仕事をしているというイメージの硝子職人さん。きっと大変なこともたくさんあったはず。

そのときそのとき毎に体がキツいとか、

怪我をしたとか色々あったとは思うんですが、

あんまりこれ、という感じはないんです。

ただ、震災の時に、ものを作るということについて、

多分生まれて初めて” 作って良いのだろうか ”と迷って立ち止まりました。

自分自身が作っていくことに何の疑問も持たずに

自分自身の存在を懸けて作り続けてきた人生のなかで、根底を揺るがす出来事でした。

酒井さん3

●酒井硝子道具店として、一番やりがいを感じる瞬間はどういうときなんでしょう。

一番やりがいを感じるのは、

やはり選んで下さった方々のありがとうを受け取ったときですね。

ほんの少しでも誰かを幸せにする事が叶ったとき、

このために作っているんだな、作っていていいんだな、とほっとします。

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真摯な姿勢で作品をつくり続ける酒井さん。

ここでひとつ、ある作品のエピソードをご紹介いたします。

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作品名「ファーストグラス」

「このグラスは私が器づくりをはじめた時、一番最初につくったものです。

私の姪っ子が生まれたとき、”最初に口にする器は手作りのものであってほしい”と

思ってつくったのがきっかけです。”ファーストグラス”という名前です。

彼女は今、小学生になりました。

少しこぶりに、口元は厚みを持たせてあります。

コロンと落として割れない様、少し重めに作ってあります。

このグラスをしっかり握ってジュースやお茶を飲んでいた小さな両手は

やがて片手で軽々とアルコールを注いで、時に長い夜を共に過ごす

そんなときもあるかもしれません。

長い年月を共に過ごした小さなグラスがやがて、

お薬を飲む水を満たしたり

小さな花を挿して心を和ませたり

そんな風に一つのグラスと関わっていく。

そんな時間を想っています。

それぞれの手が、それぞれの時に合った飲み物で

グラスと心を満たしてくれたらと願っています。」

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なんともいいお話でございます。

ダイタデシカ、にいらしゃったお客様が必ず「これキレイ」といって手に取るのが酒井さんの作品達。

グラス・風鈴・器に照明。それぞれの作品に込められた酒井さんの美しい想いと共に

きっと皆さんの生活に潤いを与えてくれることでしょう。

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実物をご覧になりたい方は、是非ダイタデシカ、においでください。

夏の硝子展でお会いしましょう。

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