お昼ごはんは、曲げわっぱで

お弁当を持って会社へ行く。

お弁当を持ってピクニックへ行く。

お弁当を持って小旅行へ行く。

お昼ご飯にお弁当を持って行く。というのは、ちょっとした楽しみを自分のカバンの中にしまっておくようで

少し嬉しかったりしますよね。自分へのちょっとした贈り物のような気もします。

お昼ご飯の時間。ちょっと自慢をしたくなるようなお弁当箱を持って行くのはどうでしょう。

例えば、秋田県大館市で創られている日本の伝統工芸品「曲げわっぱ」の弁当箱などはいかがでしょうか。

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この日のダイタデシカ、に来てくれたのは建築士でありデザイナーでもある田中行(たなかゆき)さん^^

お手に持っている曲げわっぱ「軌(MICHI)」のデザイナーさんであります。

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秋田杉で作られる曲げわっぱのお弁当箱は、おひつと同じ作用で余分な水分を吸収してご飯を蒸らしてくれるので、時間が経っても艶のある美味しいご飯が楽しめ、ぐっとご飯の旨味が引き立ててくれます。

杉の自然な呼吸機能でお弁当が蒸れて臭うこともなく、ほのかな木の香りの漂うお弁当は、外出先でもおいしいご飯が頂けるため、お弁当の時間が毎日の中のちょっとした贅沢なひとときに。

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繊細で美しい秋田杉の木目と古の知恵が活かされた機能的なデザイン。古くから親しまれて来た曲げわっぱのお弁当箱は現代でも幼稚園のお子さんから会社勤めのお父さん用まで幅広く愛用されています。最近では料理男子にも人気なのだとか。

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田中さんがデザインをし、大館工芸社職人さんが魂を込めて仕上げた「軌(MICHI)」は、第34回秋田県特産品開発コンクールにて、民工芸品部門 最優秀賞(秋田県知事賞)を受賞。日本三大美林のひとつに数えられる秋田杉の、均一で美しい木目を活かした国指定の伝統的工芸品です。

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美しい。ただそれだけでなく、しっかりとした強度を携えた逸品です。女性には丁度良いサイズ感(お米0.5合分のご飯とおかず2~3種類入るくらい。)朱色のラインもかわいらしい。

ご飯って、お米も肉も魚も野菜も、もともと自然のもの。できるならプラスチックの器に入れるより、やっぱり自然素材の器に入れてお弁当を持たせてあげたい。

笹の葉でくるまれたお結びは美味しい。有田焼の盃で呑む焼酎は美味い。お弁当は曲げわっぱだとさらに気分良く美味しくいただけるのです。

僕も曲げわっぱの弁当箱を持ってますけど、やっぱいいですよ。何がいいって、お弁当をつくるのが楽しくなるんですよね。詰める工程ももちろん。いざお昼ごはんを食べるときに手ぬぐいをはらっとほどいたときに、木目のフタが見えるのがなんとも心地良いわけです。お昼の時間を丁寧に過ごしてるなーって気にさせてくれる。

まだ曲げわっぱ未体験の方には是非この心地良さを味わって頂きたいものです^^